エコノミストは間違う

  • 単行本(翻訳)を補足。

エコノミスト、経済学者の予測は、ほとんど当たらない、

原因は、数理化、専門化、数字にこだわって要素を分解、分析する、要素還元法は、

単純な景気サイクルには、有効でも「構造変化」には、理路整然と間違う。

エコノミストの本来の役割は、変化を読み取ること。

正しい方法は、グラフ(チャ-ト)を眺めてじっくり考える(著名な学者)。

この方法は、株で成功する人にも共通している。

ケイジアン、マネタリスト、サプライサイダー、他のどんな学派も経済の処方箋を

書ける専門家は一人もいない。

エコノミストが間違うのは相場が変動したのに予測したときの前提条件を変えないから。  

ルーズベルト大統領は、経済学者のケインズを「ありゃ数学者だと」言った。

アメリカの経済学者の中でもっとも創造的な人物とガルブレスが言ったフィッシャー

教授の唯一の誤りは、株価を予測したこと。

経営学者のドラッカーも同じ。グリーンスパンも米国の株価を論外の熱狂的相場と講演。 

その後4000ポイントも上がった。また、未曾有の経済危機をもたらした。

日本の代表的エコノミスト17人の年代別予測は、すべて間違い。

共産圏崩壊を予測したラビバトラの大予言も、経済では大はずれ。東京での講演も内容はなし。

講演主催者は、日経に一面広告を頻繁に出した投資顧問会社、アメリカの証券会社で

運用を担当していたというが、のちに、投資家と裁判沙汰に、今は影もなし。

経済学者は、経済循環を無視し、夢を追う。

しかし、景気は進歩後退を繰り返していく。  景気循環がなくなることはない。

経営者は、いつの場合でも過去を基準に(1年前くらい)良い悪いの判断をする。

悪くなっていても、良くなっていても、エコノミストの判断基準は同じ。

これが著者(ウオールストリートジャーナルの記者)の結論。

利下げ、利上げはエコノミストの仕事を提供するだけで、大局は変わらない。

出來の悪い解説者やエコノミストは「勢いや流れ」を多用する。

直近の優勢、劣勢がすべて、後は傾向を補足するだけ。

株価は、経済価値よりも需給関係で動く要素が強い、アナリストは実践売買に答えない。 

日経平均8万円説を唱えたアナリスト(アナリスト協会理事、チャートの専門家)がいたが、

その後  7千円台に落ちても、そのアナリストは居直るだけであった。

「プロが勧めるババつかみ」アナリストが株をやると大損をする。

アナリストは、6割以上相場が上昇し、裏づけができてから銘柄を推奨する。

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