投資失敗の研究

失敗の研究                                

 

チビチビ買って, チビチビ損して学習する程度が良い。

 努力家、理想主義者、効率を求めるものはこれができない。

・定石を外す癖があると、儲からない。

・一つ上に上がる時は、危険を避けて通る訳には行かない。

・必要なのは、裏目に出た読みにこだわらず、次の手を打つ柔軟さ。

・株ゲ-ムは、大変な知力、忍耐と決断を要する。

 リタイヤした、自由な身分で、できますか?

・悲観主義は、萎縮(shrink)の連鎖になる。

勉強なしで株を買わない。

 偽物の評論家(沢山いるので)を見分ける能力が必要

 

失敗しないル-ル

  1  1回の取引に、資金の10分の1以上の、リスクを取らない。

  2   ストップロスを置く。難平買いは、最大の誤り。

  3  資金運用の原則は、過剰売買をしない、過剰売買は、大きなリスクを抱える。

     1銘柄に、資金を集中させない。

  4  利益が出たら、失わないように売るべし。実現益は一部蓄財する。

  5  トレンドに逆らわないで追随する。疑わしい時は、すぐに手仕舞う。

  6  活気のない銘柄には手を出さない。

  7  損失をヘッジするために、他の銘柄を、操作しないで、相場から手を引く。

  8  基本的には、指し値しないで、成り行きで売買する。

  9  頻繁に売買しない。我慢できないという理由で、買ったり売ったりしない。

10  上昇中、十分な理由なしで、手仕舞わない。

      過剰売買と、ストップロスオ-ダ-を置かないことは、最大の失敗原因。

 

損をしない順位

  1安全性 (上場一部でも、大企業でも危ない時がある)

  2流動性(換金性)、3確実性、4有利性       

  優先順位:1.Fundamentals(Risk),2.Chart.3.勘。

  投資行動:1「売り」 2「買い」 3「休む」を均等に。

 

失敗の原因A

  1  最大の弱点は、過剰取引。

  2  ストップロスを守らない。

  3  難平(なんぴん買い)をする。        

  4  利が乗っているのに欲を出しリスクにさらす。

  5  他人の意見に従うか自分の考えに固執する。  

 

失敗の原因B

  1  知識も経験もなく未熟のまま市場に参入する無防備さ。

  2  自分ならなんとか出来るという慢心。

  3  良い顔をしたいというプライド。

  4  悪い兆候を見逃し続ける甘さ。

  5  市場に対する私情移入。

  6  損切り出来ない勇気のなさ。

 

成功の条件

リスクヘッジ、基本、勉強、実践、集中。

これは、誰でもできる事ではありません。

子供の頃から音楽的才能がない者が、努力してもどうにもならないのと同じ。

こういうことがわかるのに何百万円使いますか?

大事なのは、

投資の世界にあった、自己の心理、感情のコントール。

基本的に「金運の弱点」を持つ者は、 

この世界に足を踏み入れてはいけない。

これを確かめるには例えば百万損したら、

完全にあきらめるという決断ができること。

※運命鑑定の方が安くて確実です。

 

損する金があったら、趣味に使った方が偉い。 

人生と金のロスを体験するのみ

なんでも人並みにやろうとするのは、ビジネスや、学校から離れたら

捨てる。

教訓

金では買えない人生をみすみす浪費する戦々恐々する毎日を味あうな。

 

失敗の条件

怖さ知らずの欲望、期待過剰、依存心、飛びつき買い、            

過剰投資、危険な賭け、迷いの衝動買い、気迷い、怖さ、 

研究偏重、分散的な銘柄選択など。

 

失敗の実例

投資と相場の動きとは考え方を区別する。

グランビルの法則に反した判断。

チャ-トを良く見ていない(3年間のチャ-トを見よ) 。

短期勝負でも週足でのチェックを十分に(特に3回目の循環行程係数ピ-ク以降)。

自己判断が出来ず証券会社の勧めに乗ずる。

失敗に気づいても売りの決断をせず放置して利食いの採算点、売りの機会も逃がす。

下手なのに大穴を狙い大きく損をする。

判断力の弱いときに売買する。

考えないで何が動いたかを見る。

目先の相場の変化に釣られて意識を分散する。

低迷相場であせる、上昇相場で安心する。

心と体のゆるみのある時は判断ミスがでる。

(運気の弱いときに悪い銘柄を買う)

リスクヘッジなしの買いの実験。

買いへの執着、売らない執着。

評論家の言葉の鵜呑み、依存心。

失敗したときも楽天家でいる。

銘柄の天底の幅を知れ。

弱気で売るな、戻りを長期で見極めろ。

 

成功できない個人投資家

ポリシ-がなく、値ごろ感や人の情報で判断する。

塩漬けの嘆き、いつかは大損を取り戻そうと淡い夢を抱くが結果はその逆。

全部を投げ売り平穏な暮らしを送りたいと思う。

高値づかみの原因  株価が高くなれば買いたくなり、低くなれば

売りたくなるのが一般投資家の心理。

高値づかみ(人気が出てから安心感で買う)安値の投げ売り(不安感)。

人気の後追い、人気が上昇したときの高値づかみ。

天井圏では利が薄くリスクがある、底値圏では値上がりに時間がかかる。

慎重すぎて、上がるだろうかという理由を捜しているとタイミングを逃がす。

投資条件が揃ったときは時すでに遅しとなる。

リスクを避けようとすればするほど、慎重になればなるほど出遅れ高づかみ。

まじめな投資家が強気の相場を確認して買うときは相場は終わっている。

大きなピ-クアウト直後(祭りの後)の再上昇力の過信、株価エネルギ-衰退時の買い、

上昇が、いつまでも続くと思う期待感。

あれやあれよと価格の変動に釣られて深追いする。

垂直上昇を期待して上昇過程で、ねらった価格以上で買う。

 

投資家のレベルと状態

◆初級:理屈がわからず儲かる--皦。

FLUKE(まぐれ)、BEGINNERS LUCK(偶然)。

最初に簡単に儲かると安直に組しやすい。

じめは少し儲かる、たまには大きく儲かる、

しかし一転して大損してジリ貧になる。

証券会社は, 客に最初儲けさせた後でカモにする、

客は、相場にはまり込み逃げられない。

誰に頼ったら良いか、何を基準にしたら良いかの模索、依存心中心の不勉強状態。

儲けようとしてあまりにも多くの無駄な努力と挫折をくり返すのは欲望のため。

目先の欲望:株が上がり利益が出ても1~2割程度の上昇では前の損を取り            

戻せないので売れなくて結果的に下がり損をして塩漬けに。

投資家の長い試行錯誤の典型:先入観が間違っているため成果をあげられない。    

1.新聞、ラジオ、セミナ-、教材、投資顧問等に青い鳥を求めるが儲からない。    

2.遊び半分、趣味性に片寄り、我流の安易さ弱点から抜け出せない。

3.大人は理論から入るが、ファンダメンタルを勉強しても結果を出せない。

4.チャ-ト理論は、幼稚すぎると感じるか、難解過ぎて限界を感じ諦める。

5.基本がわからず万年堂々巡り、労多くして功少なく進歩がない。

6.未熟な判断に自信を持ち買うと頑固になり損の上塗りをして失敗を繰り返す。

狙った株は次々外れ大きく当てて儲けたいという夢はだんだんと消えていく。

当て屋の発想で永久に夢は実現しない。

 

脱初級

損の原因がわかる様になるが自信はない。      

理屈がわかって損する。

とんとんから理屈がわかって少し儲かるレベルへ。    

 

 ★⇒「投資信託の実態」